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saku - 2014年8月の記事 >>

そろそろ。

by saku

みなさんこんにちは。
坊主頭のsakuです。

8月31日開催の
『第29回 青空本の広場』に向け、
準備を進めております。

昨日は、
古本市で使うための本を
2階から1階に下ろす作業をしました。

そのため、
今日は朝から筋肉痛です。
まだそれほどの痛みではないのですが、
これからひどくなるのか、
それとも和らいでいくのか。
日頃の運動量を考えると、
絶対にこれから痛くなるんだろうなぁと思います。
普段から体を動かすのって大事ですね。

先日、息子の友達に
「お腹ぽにょぽにょだね(^o^)丿」
と言われたばかりなので、
『そろそろ走ろっ!』あきたいねみ/著(ダイヤモンド社) 
でも読んで、そろそろ走ってみようかと思う今日この頃です。


本の作品。

by saku

みなさんこんにちは。
坊主頭のsakuです。
ひと雨ごとに涼しくなりますが、
みなさん、お体の具合は大丈夫ですか?


22日の金曜日、広陵中学校1年生の教室にお邪魔してきました。
7月の3年生に引き続き、ブックトークをするためです。

一つのテーマに沿ってトークをしながら
いろいろな本を紹介するのがブックトークですが、
今回は“本”をテーマにお話ししました。
来週の月曜日に、あと2クラス同じテーマでお話をします。



“本”に関する作品で、個人的に印象深いのは
ベストセラーにもなった『1Q84』村上春樹/著(新潮社)です。

舞台は1984年の東京。
スポーツのインストラクターを営む傍ら暗殺業を続ける女性「青豆」と、
女子高生の書いた文章をもとにゴーストライターとしてベストセラー『空気さなぎ』に携わる男性「天吾」。
ある時点から、フィクションであるはずの『空気さなぎ』の中の世界の現象が現れはじめる。
大小2つの月、暗躍する“リトル・ピープル”と呼ばれる謎の存在…

という感じの物語です。
短くまとめるって難しいですね。

『1Q84』は近過去小説(?)ですが、
近未来小説としての『1984年』という作品もあります。
ジョージ・オーウェルというイギリス人作家の作品で、
1949年に発表されました。
『1984年』は、“ビッグ・ブラザー”と呼ばれる絶対的な権力に、支配・監視される世界を描いた作品です。

『1Q84』と『1984年』、読後感はかなり違います。
正反対と言ってもいいくらい。
両作品ともかなりの文章量ですが、
気長に読んでみてはいかがでしょうか。


今回は真面目に本の紹介をしてみました。
以上、1984年には保育園でビービー泣いていたsakuでした。


温泉。

by saku

みなさんこんにちは。
坊主頭のsakuです。

今日で夏休みが終わり、という方は、
子どもも大人も多いのではないでしょうか。

僕が子どもの頃は、
毎年この時期にテレビで「夏休みもあと10日」とか言っているのを聞いて
「もう終わるんだよ!」と半泣きでツッコミを入れたものです。
宿題と格闘しながら…。
北海道の夏休みは、本州以南と違って短いですからね。
冬休みは長いですが。


皆さん、夏休みはお出かけされたでしょうか。
僕は、家族を連れて温泉に行ってきました。
4歳と2歳の子どもたちにとっては人生初、
そして大人たちにとっても6年ぶりくらいの温泉でした。
(2歳のほうは、お部屋のお風呂で済ませました)

僕は根っからの貧乏症のため、
ホテルに設置してある大浴場は全て入らないと損な気持ちになります。
今回宿泊したホテルには3つの大浴場があったので、
1泊2日の間に何とか全て入りきりました。
結果、ゆっくり疲れをとるために行ったはずが、
ゆっくりもできず、余計に疲れて家路につくこととなりました…。


温泉といえば、
温泉学の第一人者に松田忠徳さんという方がいらっしゃいます。
その方の著書も図書館にいくつかあり、
『温泉に入ると病気にならない』PHP研究所
には、
効果的な温泉の入り方や、しないほうがいいことなどが書かれています。
その中に、
「風呂上がり直後にビールは×」
「入浴後すぐに寝てはいけない」

など、
(僕にとっては)かなりショッキングな事柄が挙げられていました。
今回の温泉では、
風呂上がりにすぐ飲んで、数分後には寝ていたのですが…。


同じようにショックを受けた方は、
ぜひ本の中身を確かめてみてください。


ある絵本作家。

by saku

みなさんこんにちは。
坊主頭のsakuです。

台風一過の気持ちいい天気ですね。

天気が良ければ
昨日は墓参り(釧路)に行こうと思っていたのですが、
残念ながら台風接近中。
なので、風雨のすきを縫って買い物に出かけたほかは、
ずっと家の中にいました。
(仕事は休みでした)

我が家の子どもたちも退屈していたようで、
家の中で読書(と言っても字は読めません)やぬり絵したり、
ヒーローもののごっこあそびをしたりしていました。


ヒーローものといえば、
『ぼく、仮面ライダーになる!』講談社
という絵本があります。
作者は“のぶみ”さんという方で、
ふんわりとした画風の男性絵本作家です。
絵本に出てくる主人公の男の子は、
「かんたろう」くんという名前なのですが、
のぶみさんのご子息のお名前だそうです。

自分の名前が、
書店に並んでいる本に出ているというのは、
きっと誇らしいことなんだろうなぁ、と思います。


ちなみに、のぶみさんの自伝的コミックエッセイで
『パパは、絵本作家』PHP研究所
という本があります。
子どもへの愛情の深さと、のぶみさん自身の過去の壮絶っぷりが感じられます。

よかったら、手にとってご覧ください。
カウンター脇のブログ本紹介コーナーにおいておきます。


戦争。

by saku

みなさんこんにちは。
坊主頭のsakuです。

この間、
書庫(古い本や貴重な本をしまっておく倉庫)を整理していたときに、
ふと1冊の本が目にとまりました。

1997年に出版された本で、
最後に借りられていたのは2003年でした。
10年以上眠ったままの本です。

1ページにイラストが一つと、
短い文章が一つ書かれており、
ページ数も少ない、手軽に読める作品でした。


タイトルは、
『戦争で死んだ兵士のこと』小泉吉宏/作

「今はのどかな森の中の湖のほとり、」
から始まり、

「ひとりの兵士が死んでいる。」
と続きます。

その後、
「1時間前、兵士は生きていて闘っていた。」
「2時間前、兵士はひとり道に迷っていた。」
「4時間前は、戦火に巻きこまれた子どもを助けていた。」

と、
時間をさかのぼりながら兵士が紹介されています。

その兵士は2日前基地にやってきて、
5日前には友達とヨットに乗る約束をし、
7日前に恋人を両親に紹介していました。

大学時代に祖父が死に、
高校時代はバスケが好きで、
13歳のときに失恋をしました。

本の最後に、
彼は生まれます。



第二次世界大戦の戦死者数は
資料によってまちまちで、
5千万とも8千万ともいわれます。

今もなお、世界はきな臭く、
意思をもたされた武器の力で生命を絶たれる人は少なくありません。

何年か十何年か何十年か生きてきて、
いろいろな人と関わり、
笑ったり怒ったり悲しんだりしていた人が、
全ての可能性を絶たれた事例が数千万。

そう考えると、押しつぶされそうになります。


展示「戦争を考える」、今月いっぱいまで開催中です。


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