お見舞いと絵。
by saku
みなさんこんにちは。
坊主頭のsakuです。
先日、僕の母が入院していた時のこと。
仕事帰り、面会時間終了ぎりぎりに病室に入ると、
4歳の長男が描いたと思われる絵が置いてありました。
折り紙の裏に描かれていたその絵には、
子どもらしいふにゃっとした線で、
なにか頭っぽいものと、
どうやら体らしいものと、
見ようによっては足に見えるものがありました。
母は嬉しそうに、
「ばあちゃん(母のこと)を描いてくれたんだって」
と言っていました。
やるじゃないか長男。
これはお礼と賞賛をしておこうと、
家に帰って早速長男に話しかけてみました。
僕「ばあちゃんのお見舞いに行ってくれたの?」
長男「うん。“ばいてん”にもいったよ。」
(子どもは病院の売店を好む傾向があるようです)
僕「そっか。ばあちゃんの絵を描いてあげたんだって?」
長男「ちがうよ。」
僕「…え?だって、病室に絵が置いてあったの見たよ。」
長男「ちがうよ。ばあちゃんじゃない。」
僕「じゃあ、何を描いてあげたの?」
長男「んー、どうぶつロボ。」
… 動物ロボ?
なぜお見舞いにロボなのだい?
そもそも動物ロボって何者だい?
もしかしてシートン動物記のアレかい?いや知っているわけないか。
(“シートンのアレ”は、ブログ本紹介コーナーにおいておきます)
などなど、いろいろな疑問が渦巻く中、
僕は息子に相談を持ちかけました。
「…ばあちゃんに会うときは、
ばあちゃんの絵ってことで話合わせてくれない?」
余計な大人の気遣いが表出した瞬間でした。
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