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<< おすすめ本 - 2014年7月の記事 >>

お見舞いと絵。

by saku

みなさんこんにちは。
坊主頭のsakuです。


先日、僕の母が入院していた時のこと。
仕事帰り、面会時間終了ぎりぎりに病室に入ると、
4歳の長男が描いたと思われる絵が置いてありました。

折り紙の裏に描かれていたその絵には、
子どもらしいふにゃっとした線で、
なにか頭っぽいものと、
どうやら体らしいものと、
見ようによっては足に見えるものがありました。

母は嬉しそうに、
「ばあちゃん(母のこと)を描いてくれたんだって」
と言っていました。


やるじゃないか長男。
これはお礼と賞賛をしておこうと、
家に帰って早速長男に話しかけてみました。


僕「ばあちゃんのお見舞いに行ってくれたの?」

長男「うん。“ばいてん”にもいったよ。」
(子どもは病院の売店を好む傾向があるようです)

僕「そっか。ばあちゃんの絵を描いてあげたんだって?」

長男「ちがうよ。

僕「…え?だって、病室に絵が置いてあったの見たよ。」

長男「ちがうよ。ばあちゃんじゃない。」

僕「じゃあ、何を描いてあげたの?」

長男「んー、どうぶつロボ。」


動物ロボ
なぜお見舞いにロボなのだい?
そもそも動物ロボって何者だい?
もしかしてシートン動物記のアレかい?いや知っているわけないか。
(“シートンのアレ”は、ブログ本紹介コーナーにおいておきます)


などなど、いろいろな疑問が渦巻く中、
僕は息子に相談を持ちかけました。


「…ばあちゃんに会うときは、
 ばあちゃんの絵ってことで話合わせてくれない?」



余計な大人の気遣いが表出した瞬間でした。


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